背負いの美学

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TROPICAL RUCKSACK
1968ver《ラベル》

TROPICAL RUCKSACKは1968年頃に制式採用された。 画像のタイプは主にアメリカ軍の特殊部隊系に優先的に支給され使用しており、 ベトナム戦争後期になるとアメリカ軍の陸軍一般兵も使用している画像を見る事が出来る。 ナイロン製のこのリュックサックはパック本体に大きなポーチが3つあり、 通気性を確保する為と重量の負担を軽くする為に、 背中からパックを離しておくスチール製のX型フレームの上にマウントされている。 フックを引っ掛けるハトメ部分、スライドキーパーを装着する部分とストラップが付属しており、 様々なアイテムを取り付けることが出来る。 また蓋の内側には防水用のベロクロで締めるポケットが付いている。 右側、左側のショルダーストラップはクイックリリースになっており、 緊急時に素早く脱着出来るようになっている。 補足になるが試作段階ではコットン製だったと言われており、ナイロン製の試作段階ではXフレームが無いタイプ、 ショルダーストラップのクイックリリースが無いタイプ（※付け直しの可能性有）も存在している。 TROPICAL RUCKSACKはRANGER RUCKSACKを参考にしたと言われている。

TROPICAL RUCKSACK
1969ver《ラベル》

全体を1968verと比べてみると、 1968verではショルダーストラップの間隔が空いており、ナイロン素材の色がODに対し、 1969verは間隔は無し、青緑色になっている。 補足になるが1969verはほぼ形状は変わっておらず、 TROPICAL RUCKSACKは製造期間も短く、製造会社の違い等の可能性がある為、 マニアの間では特に初期型、後期型と区別はされていない。

｛Special Thanks - Mr.Charlie｝