背負いの美学

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INDIGENOUS RUCKSACK
ゴム引きコットン製？

INDIGENOUS RUCKSACKは定かでは無いが1964年頃に登場。別称CIDG RUCKSACK、CISO RUCKSACK、LRRP RUCKSACK、SOG RUCKSACKとも言う。 画像のタイプはゴム引きコットン製だが、ビニロン製やコットン製も存在する。 主にアメリカ軍の特殊部隊が越境作戦をする際、アメリカ軍と特定できないもの、 使い捨てが出来るもの、容量が大きいリュックサックを必要とする理由から 現地で調達し使用していた。また南ベトナム軍でも使用していた。 ゴム引きコットン製のこのリュックサックはパック本体に小さなポーチが3つ、 背中には地図等を収納する大きなポケットが付いている。 また全体が防水加工になっている。 補足になるが主に日本（沖縄）や東南アジアで製作され、 紐部分がパラシュートコードで製作されているものは初期型と言われている。 また一回り大きいタイプも存在しており、 INDIGENOUS RUCKSACKはNVA RUCKSACK、MOUNTAIN RUCKSACKを参考にしたと言われている。

*謎のコットン製？*

全体がコットン製のこの謎のINDIGENOUS RUCKSACKは、 ゴム引きコットン製では背中に地図等を収納する大きなポケットが付いているのに対し、 コットン製では大きなポケットが付いていない。 憶測になりますが使用されているラベルに「CONT GSA-69-4661」とプリントされていることから 「GENERAL SERVICES ADMINISTRATION / 米国共通役務庁」で調達したものと思われ、一説には林野庁用だと言われていますが、 中国製や韓国製のものを確認しています。

※INDIGENOUS RUCKSACKは戦後品や複製品も多く存在しており、掲載画像のものはNAM戦当時のものかは不明です。

｛Special Thanks - Mr.Charlie｝